「株式会社 エーツー」では、快適にページをご覧いただくためにJavaScriptという技術を使用しています。 JavaScriptの設定がオンにされていない場合、適切な表示・操作を行えないことがありますのでご了承ください。
新品定価より ¥2780安い!!10%OFF
新品定価より ¥2780安い!!
条件により送料とは別に通信販売手数料がかかります ■本州・四国・九州 お買上金額 5,000円未満…240円 お買上金額 5,000円以上…無料 ■北海道・沖縄 お買上金額 5,000円未満…570円 お買上金額 5,000円以上10,000未満…285円 お買上金額10,000円以上…無料
このページに記載された商品情報に記載漏れや誤りなどお気づきの点がある場合は、下記訂正依頼フォームよりお願い致します。
4.7(12件)
現在、商品レビューの投稿はありません。
商品レビューの削除
商品レビューを削除しました。
指定された商品レビューが見つかりませんでした。
削除キーを入力してください。
削除キーが間違っています。
削除できませんでした。
すっかり大御所となった西川のりおの付き人時代を描いた物語。
横山やすしの付き人、運転手時代を含め、涙と笑いの青春時代が描かれている。
何ヶ月かした日、やすし師が、タクシーの運転手を殴った事で逮捕され、約二年間、謹慎処分を受けなければならなかった。
俺がその時運転してたらなあと、後悔の念にかられたが、弟子の俺にはどうする事もできなかった。
弟子になり、デビューして二五年が経った年の夏にオカンが亡くなった。
その年が冬になったある日。
「お前が今日あるのは、お父さんとお母さんのおかげやぞ。お前が辞めたのを知ってて、なんば花月まで来はって、花月の向かいの喫茶店で、夫婦二人で土下座して、何回も何回も謝りはったんや。俺の親より年上の人がやぞ。だから俺は許したんや。何もあの時お前を許したんやない、お前のお父さんお母さんに心が動いたんや。知ってたんか」
きよし師が、俺の目をずっと見つめて言った。
胸がうずき、詰まって、「ありがとうございました」声は上ずり、裏返っていた。
オカンが亡くなって四年後、オトンも追うように亡くなった。
「オトン、オカンと師匠に謝りに行ってんやろ」入院しているオトンにたずねた時、
「そんなあったか、どうか、もう憶えてへんわ」最後までやはり言わなかった。
オトンもオカンも、師匠に謝りに行った事を、俺に一切口にせず、あの世へ去った。
その後俺は、のりお・よしおというコンビを結成して、おりしもの漫才ブームに乗った。ツービート、紳助竜助らとブラウン管をにぎやかした。月並みだた、新人賞や大賞をもらい、そして今までなんとかやってきた。
俺と女房と息子の三人暮らしで、息子は俺と違って大学を出てサラリーマンをやっている。本当に普通の暮らしに幸せを感じる時が、最近多くなってきた。
おまえらそれでも芸人か。
と檄を飛ばす西川のりお。
読売ヒューマン・ドキュメンタリー大賞優秀賞、秋田実賞受賞の『オカン』に続く書き下ろし私小説。
1章 芸能界に入りたい
2章 弟子にして下さい
3章 素人と玄人とは根本的に違うんや
4章 そんなに寝たかったら、弟子やめて家で寝え
5章 北村君、踏み切り突破したらんかい!
終章 家に帰らせて下さい
レビューより
信じられないことですが、暴れん坊の
西川のりおさんは、西川きよしさんの
お弟子さんです。
どうやって弟子になったか、
きっちり描かれたのが本書です。
やっさんは、他人の弟子の、のりおさんには
優しかったらしいです。
そんかわり、弟子の横山たかし・ひろしは
めちゃくちゃな目に会いますけどね・・・。
西川のりお、という人はああ見えて、
大変気が小さく、テレビで大暴れしたあと、
スタッフにいちいち謝るそうです。
あと、計算高い。
のりよし再結成も、よしおさんの
事情だけでなく、自分も得をするから
応じたのです。
あと、吉田豪のインタビューを受けといて、
「なんか操られてしゃべってたみたいや」
と言って、雑誌掲載不可にしました。
どこまでも計算高い男、西川のりお。