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「ミラー衛星衝突(上)」 1998 Komarr 2012年 3月 文庫初版
「ミラー衛星衝突(下)」 1998 Komarr 2012年 3月 文庫初版
「任務外作戦(上)」 1999 A Civil Cmpaign2013年 3月 文庫初版
「任務外作戦(下)」 1999 A Civil Cmpaign2013年 3月 文庫初版
「外交特例」 2002 Diplomatic Immunity 2014年 3月 文庫初版
「マイルズの旅路」 2010 Cryoburan 2017年 2月 文庫初版
小木曽絢子訳
定価 980円~1300円+税 317頁~478頁
<7上> 一時は脳死、低体温の保存されたがその後も後遺症で、医療除隊させられたマイルズは、皇帝直属の聴聞官として、権限はあるものの、もうひとつ物足りない。そんなときに命じられた仕事はコマーンの太陽光ミラー衛星の衝突事件に関わる調査。もう一人の聴聞官の姪に当たる家に滞在して、数日間過ごす事になる。姪は美人のバラヤー人家族だが、家庭内はうまくいっていない様子。マイルズは心引かれるがその気持ちを抑える。事件を調べて行くうちに、行政庁内の不正と、殺人の疑いが浮かび上がる。姪の夫は行政長官。
<7下> 事件は行政庁内の不正では収まらなかった。横領された資金は、ある機材の購入に使われていたのだ。マイルズともう一人の技術聴聞官は、残された資料から彼らが作り出そうとしていたものを知る。バラヤーに通じる唯一のジャンプポイントを破壊しようとしていたのだ。それが実施成功すれば、また孤立時代が始まる。さらに検討を進めるとこの計画は成功するはずもなく、実行すれば、発射地点に跳ね返ってくると分かる。ミラー衛星の破壊もそのために起こったと思われる。そして今回の機械は、ジャンプ点に近い中継基地におかれているらしいが、そこには、マイルズが心を惹かれた女性が乗っている。久しぶりの訳出だが、まだ3編未訳あるということ。期待したい。
<8上> グレゴール帝の結婚式の準備のためにバラヤーに戻ってきたマイルズ。実行委員長の叔母アリスにはこき使われるし、マイルズのクローン・マイクが連れてきた昆虫博士は、奇妙な虫を飼いはじめるし、てんやわんや。さらに一番の悩みは、恋する女性エカテリンに、どうやって結婚を申し込むか。エカテリンは前巻の事件で夫を亡くしたばかり、まずは、ヴォルコシガン邸の前の空き地の庭園設計を頼む事にする。こうすれば毎日会える。ところが問題はそう美味く行かない。ヴォル同士の跡継ぎ問題に巻き込まれ、評議委員会で決着を付けることになるのだが、その票の取り合いから、マイルズを傷つけようと悪意ある噂を流し、その結果突然のマイルズの告白に逃げ出してしまうエカテリン。エカテリンの前には3人の求婚者も現れるし彼女の気持ちがわからず悩むマイルズ。
<8下> グレゴール帝の計らいで、どうにかエカテリンとの間が元に戻ったが、悪意ある噂は、エカテリンの親族に伝わりその仲を裂こうとする。そして、どたばたの末、ついに2組のヴォルの跡継ぎが評議会で決まる事になる。この評議会の前夜から当日の事件が最高に盛り上がる。もともと語り口はユーモアにあふれているのだが、今回は特にユーモアあふれる事件となっている。番外編としてマイルズの結婚式を背景にした物語が、親衛兵士の視点から描かれる中編が添えられる。
<9> マイルズとエカテリンは、結婚1周年を期して新婚旅行に向かう。帰るころには、二人の子供たち(双子)が人工子宮から出てくることになる。そんな時、皇帝グレゴールから臨時の仕事が舞い込む。あるステーションで、バラヤーとステーション住民がもめているというのだ。発端は、バラヤー士官が消えたことが原因だが、強攻策をとった軍人が、拘束され、さらに商業国子マールの船も拘束されているというのだ。子供たちの誕生前に帰りたいマイルズだが、意外に事はねじれている。話を聞けば、軍人の先走りが問題なのだが、発端の士官失踪の謎を追ううちに、セタガンダ帝国のスパイの疑いも広がる。ウイルスに侵されたマイルズだが、帝国間の戦争を阻止するために命を張る。ここで”クァディー”なる連合組織が出てくるが、これはシリーズ前の外伝”自由軌道”の主役を務めた自遊空間(無重力空間)に適応するように遺伝子操作された人類の末裔だ。詳しくは自由軌道を読むといい。
<10> マイルズ38歳の物語。最近はファンタジーシリーズに重点を置いている著者の久々のヴォルコシガン・シリーズ。でも、これがマイルズの冒険の最後かもと訳者は言っている。マイルズが偉くなりすぎたし、年も取りすぎた。とにかく著者がこのシリーズに傾ける意欲が亡くなったのだろう。でも、物語は面白い。
グレゴール帝の特使として、冷凍睡眠が発達された惑星にやってきたマイルズ。住民の大多数が、死期を前に冷凍されている。何十年先かの医療の発達を望んで、自ら冷凍保存されることを望むのだ。それはそれで一つの選択肢だが、市場が寡占化され、冷凍された市民の投票権が運営会社に移ることで、ゆがんだ社会が出来上がっていた。マイルズはその調査のためにここにやってきたのだが、会議終了後に拉致されてしまう。どうにか脱出するも意識朦朧のまま貧民街にたどり着く。そこで出会った少年に救われ、この町の裏の存在に気付く。肉体的には、弱者のマイルズだが、頭脳は衰えていない。マイルズの子供たちを含め、子供の愛らしさが引き立つ。
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個人の蔵書なので、すべて一読はしています。内容等でご質問がある場合も受け付けます。
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