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最後の怪物 渡邉恒雄
読売新聞を激変させた男、ナベツネこと渡邉恒雄。東大時代、哲学を愛する共産党員だった渡邉は、やがてライバルを駆逐し、新聞社の頂点に君臨する。部数一千万部を誇ったメディアの主筆として、あらゆる権力をほしいままにしてゆく。一介の政治記者からいかにして大物政治家を牛耳り、日本を動かすフィクサーと呼ばれるまでになったのか―稀代の傑物の人物像に迫る!
目次
プロローグ(「渡邉の批判記事を書くな」;読売幹部の運命を変えた大下記事 ほか)
第1章 権力を嗅ぎ分ける政治記者(戦地に持っていった哲学書と詩集;反天皇制・反軍ゆえの共産党入党 ほか)
第2章 社内抗争の勝利と代償(日韓交渉の中にいた新聞記者;日韓国交正常化の報道と大野伴睦の死 ほか)
第3章 読売を右傾化させた提言報道(「権力は大手町から麹町に移る」;「鈴木内閣の中に入って協力すべきだ」 ほか)
第4章 巨人軍中心主義の「球界の盟主」(「負け試合を見るのは本当にイヤ」;「人気は必要ない。勝てる監督がほしい」 ほか)
第5章 最後の終身独裁者(「中央公論の灯を消してはいけない。全面支援しよう」;中央公論新社スタート ほか)
レビューより
読売新聞の渡邉恒雄さんの評伝です。それにしても。ただの新聞記者としてだけはなく、ここまで政治と密着しているというか、政治を動かしてきたのかと驚きました。
大野伴睦さんや中曾根康弘さんとの密接した関係などが書かれてあります。また、読売新聞、日本テレビ、読売巨人軍、中央公論社などの経営上の話や人事抗争の話なども興味深かったです。
新聞記者の仕事のイメージも随分と変わりました。政治の裏面についての理解も深まりました。まさに、怪物だと思いました。とても面白くて、惹き込まれて読みました
小説の出世太閤記以上に興奮して読んだ。
かつてフジサンケイグループを作り上げた鹿内信隆の物語も読んだことがあるが、大企業においていかにライバルを駆逐すべきということが、本書の行間に溢れている。
また、主張がときどきに変節するのも、ある意味頂点に昇る人間の特徴だ。
目的の為には手段を選ばない面もあるが、極めて冷静で、大胆だが気配りがあり情もある人だ。主に昔の総理の時代の政治家らとの関わりや絡む事件、出来事、その対応の話が多い。対立する人の間を取り持つ力もある。でもとても苦労している。肩書等の出世話も多いが不遇もある。一部の話は刑事ドラマみたいだ。いや今の刑事系ものよりずっと面白い。気迫がある。記者として記事の膨大な量のスクラップブックを作りテーマ毎に分け、項目分類は大変綿密だ。又、大変な読書家だ。購入、蔵書冊数、速読は半端じゃない。正に怪物。後半、原監督辞任の件になると段々分が悪くなる。社長に推した人の辞任にナベツネの裏切りがある話は悪玉だ。